月咲すずね

安藤哲夫46歳独身。両親から継いだ持ち家のお陰で何とか食い繋いでいる日々。そんな彼の下に通う女、安藤典子32歳。弟の嫁である。半年前の法事で、半ば強引に一物を咥えさせたその日から、二人の関係は始まった。そして今日...訪れた典子と、48手を尽くして夕方までファックする。出来の悪い兄と言われ続けて来たが、どうやらコッチの塩梅だけは人一倍。典子の方もたっぷりと抱かれるつもりのようだ…。（第一話より）

一族企業の御曹司、その妻の座を射止めたサクラ。余裕すら感じさせる物腰だが、その頭の中は男をどうつまみ食いするかだけである。数刻のち、体良く夫の部下を頂いた彼女だったが、その肉体はまだ物足りないと疼く。日が落ちた後、サクラを訪ねてきた夫の父…現社長はサクラに不貞行為を問いただすが、逆に関係を持ち掛けるサクラ。しかし義父もさる者で、むしろその性根を誉めだす。そう、二人は似た者同士だったのだ…。