グルメとエロがコラボした、ちょっとエッチな爆笑グルメ漫画「不倫食堂」(山口譲司先生著)。
第1巻のグルメ料理と主人公・山寺の不倫のお相手、印象に残った「お言葉」と感想をご紹介します。
漫画「不倫食堂」第1巻のネタバレ
「不倫食堂」第1話『蟹のカーニバル』
【グルメ】
静岡県・どうまん蟹
【お相手】
小料理屋のおかみさん。亭主はマグロの遠洋漁業の乗組員。
【お言葉】
山寺「茶道華道に家元とあるが、蟹に蟹道なるものがあれば、彼女こそが蟹道の家元だ」
【感想】
幻の蟹「どうまん蟹」を楽しみに浜松出張に来たものの、どの店に行っても品切れで落胆する山寺。
しかたなく入った小料理屋で、女将がダンナのために買っておいた「どうまん蟹」を出してくれたのです。
「不倫食堂」記念すべき第1話から、山寺が出張して、グルメを味わったあと不倫するという黄金のワンパターンが始まります。
一発目ということで、ギャグはこなれておらず(=あんまりおもしろくない)、エロシーンも圧倒的に少ない(笑)ですが、そこは、まあ、ご愛嬌ということで。
「不倫食堂」第2話『あなたのソバに』
【グルメ】
青森県・津軽そば
【お相手】
営業先の担当者・西脇
【お言葉】
西脇「こごさ『あばれん棒』のんだーてね(こっちは『あばれん棒』なんですね)」
【感想】
取引先の担当・西脇さんと蕎麦屋に入った山寺。
彼女の「ズ、ズズっ、ズズズズ」というソバをすする音に聞き入っていたら、いつのまにか・・・。
メガネの西脇さんは、すすっているときもメガネをかけたままでした・笑。
「不倫食堂」第3話『お母ちゃんぽん』
【グルメ】
鳥取県・山陰チャンポン
【お相手】
取引先の担当である加藤の奥さん・佳奈(かな)。
【お言葉】
山寺「ごちそ—-様でした」
佳奈「ばか」
*特に深い意味はないんですが、すごく印象に残ったので・笑
【感想】
完璧な味の山陰チャンポンに、お酢を”ちょい足し”すると刺激のある旨みがでることと、完璧で非の打ち所のない幸せな家庭だって”ちょい足し”の刺激(=不倫)があれば、別の幸せを味わえる、という「不倫食堂」ならではの強引な設定です。
「不倫食堂」第4話『ウマすぎてパクっ』
【グルメ】
秋田県・馬肉ラーメン
【お相手】
山寺の中学校時代の同級生でジャジャ馬だった馬場園洋子(ばばぞの ようこ)
【お言葉】
山寺「馬場汁があふれている」
【感想】
中学生時代、”好いたらしい想い”を抱いていた同級生・馬場園と再会した山寺は、一緒に馬肉ラーメンを食べに行きます。
じっくりと煮込まれた馬肉スープと、20年間ジックリ煮込まれたジャジャ馬のトロけるような肉体を堪能した、というお話でした。
「不倫食堂」第5話『よろしイカ?』
【グルメ】
佐賀県・呼子のイカ
【お相手】
営業先の主任・新堀海香(にいぼり うみか)。山寺の提案を「のめません」ときっぱり断る鉄面皮
【お言葉】
山寺「のんじゃえ おもいきってのんじゃえ」
【感想】
上のお言葉は、イカの刺身を喉につまらせた新堀に向かって山寺が心の中で叫んだ言葉です。
で、場面が変わって、新堀はこちらでものんじゃいます(笑)。
さらに、その後の会議でも、山寺の提案もアッサリとのんでくれます。
「不倫食堂」第6話『琵琶湖のほとりでサバイバル』
【グルメ】
滋賀県・焼鯖素麺
【お相手】
助けた迷子の母親
【お言葉】
女性「男やったら四の五の云わず、パクッと食べやんす」
【感想】
人助けから不倫に流れるというバージョンで、自宅にお邪魔して焼鯖素麺をいただきます。
「母は強くとも、女は弱いわ。もっと抱いて」という彼女のリクエストに答えて、相撲技「鯖おり」で答える山寺でした。
肉感的なエロい奥さんでしたが、持たされた土産には、恐怖の仕込が・・・。
このお話は、ウンチクが多かったですが、お相手に窘められていましたね。
「不倫食堂」第7話『ムイてムイてシュリンプ』
【グルメ】
石川県・ガスエビ
【お相手】
金沢ガスパル社・経理部の蛯原。
同社のイメージキャラクターコンテストに「ガス蔵くん」で応募。ちなみに、なぜか山寺がゲスト審査員を勤めてます(あいかわらずのムチャな設定です・笑)。
【お言葉】
蛯原「これを着たら何でも出来ちゃいそう」
【感想】
山寺が金沢名物「ガスエビ」をほおばっていると、美女が隣に。
彼女は、ダメダメな作品の応募者で、作品のカブリ物を持参しています。
「ガスエビ」は見かけは良くないけど、殻をむくと中はプリプリ。
で、蛯原はカブリ物で「ガスエビ」になりきり、こちらもむいたらプリプリだった、という流れです。
ムチャな設定におバカな展開、それとサービスカットがエロくて楽しめました。
おわりに
グルメとエロがコラボした笑える漫画「不倫食堂」のスタイルは、第1巻から出来上がってます。
第4話あたりから、エロとギャグの歯車がうまくかみ合ってきて、いい味を出すようになってます。
肩の力を抜きつつ、グルメネタを楽しみたい方におすすめです。